西岡伸紀理事

【過去や現在のお仕事について(経歴)】

・大学院を修了後,新潟大学養護教諭特別別科(看護師の有資格者が1年間在籍し養護教諭の免許を取得するコース)で,元気の良い学生や温厚な教授と,学校保健や健康教育,ライフスキル教育の研究や授業,新潟の日本酒,魚介,米などを楽しみました。

・兵庫教育大学大学院に移り,院生数が学部生の倍であることに驚きました。現在,学校心理・学校健康教育・発達支援コースで,昼間・夜間の現職教員やストレートの院生とともに,同様に取り組んでいます。

・JYHLの理事・監事の先生方からは,危険行動,認知的スキル,薬物乱用防止教育等の国の動向,子供達の実態や実践方策などについて教えていただき,協議し,多くの示唆とエネルギーもいただきました。

・学外の会議でも,喫煙,飲酒,薬物乱用等防止教育,メディアリテラシー,保健教育,安全教育等について楽しく刺激的に意見交換しています。

・具体的取組は,健康・安全課題,その関連要因,ライフスキル等の実態調査,プログラム開発,実践,評価などです。実践では,想定された効果は挙げにくいのですが,プログラムの強みや課題が明らかになり,改訂の示唆を得ることができます。「やってみなはれ」は金言です。

【最近の趣味や夢中になっているもの】

・自宅周辺は山が近く,自転車では辛い坂道ばかりですが,平坦で景色の良いルートを探して走っています。自分のベストルート探しがオモシロイです。

・今は控え気味ですが,泊付き出張ではシューズとウェアを持参し,公園,港,川縁,城山などを走っています。街を体感でき,地場産のランチや飲み会も楽しいです。

・在宅勤務の際,夕方の犬の散歩がミッションになりました。公園に連れて行くと,子供連れ,犬連れ,リハビリ,気晴らしなどの人たちで賑わっています。近所づきあい,ネットワークが広がりました。

【私のお勧め】

・学生の頃に聴いて,今も耳にする曲を作ってきた同世代の人たちを尊敬します。井上陽水,山下達郎,中島みゆき,松任谷由実,・・・曲に加えて音楽に対する強い愛も感じて,力が湧いてきます。

【本NPOに寄せる思い】

・電子たばこ,ノンアルコール飲料,いじめ,ネットに関わる問題行動など,子供達の危険行動が見えにくくなっている印象です。一部海外で規制緩和され危険性が軽視される大麻も要注意です。見えにくいリスクを見えやすくする,見えづらくても有効な(意識させない)環境対策を講じるなどが必要です。

・一方,子供達の資質・能力の育成も不可欠です。NPO活動を通して,また,学校の既存の学習を再構成して,次のような資質・能力を育てたいと考えます。

▶健康課題に対応するための基本的なスキル(能力):

・意思決定,コミュニケーション(自己主張,援助希求,相談,対人トラブル解決,ネットワーク等の能力),目標設定等のライフスキル(課題対処に必要な心理・社会的能力)。

・スキルの基盤にある自尊感情等の育成 

・内面の感情や情動への気づき,それらのコントロールや適切に表現する能力

▶社会環境のマイナス要因(健康行動等を阻害する要因)に対処するスキル:

・仲間の圧力への対処能力(自己主張コミュニケーションスキル)

・インターネットやマスメディアの情報,コマーシャル等への対処能力(批判的思考力等)

▶社会環境のプラス要因(健康行動等を促進する要因))を活用するスキル:

・適切な情報選択・活用,既存の知識などの活用のスキル

・学習方法:スキルは,使い方を学ぶだけでは高まりません。自分たちの経験,意見,知識等を引き出して活用するような参加型学習が有効です。さらに,学習したことを類似の課題に適用したり振り返ったりしながら,焦らず繋げてスキルを育てていきます。